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トロンボーン楽譜KOOWDSEditionクーズエディション

大内邦靖 & KOOWS Edition

トロンボーン楽譜KOOWS Editionインタビュー2
2008年1月に新譜  空飛ぶワルツ〜「アイランズインプ レッション」より〜 を出版したウィスパートリオの皆さんに作品に ついて聞いてみました。

聞き手:WAVE 代表 鷹松 徹

鷹松:まず、ウィスパートリオと言うユニットについてお伺いしたいのですが。このユニットは大内さんが出版する KOOWS Edition と言う楽譜の付属CDを録音するために集まった3人ではないのですか?
(左下へ)

大内:あはは(笑)・・これでもこの団体は10年以上の活動歴があるのですよ。ブラスのアンサンブルというとファンファーレのような「華やか」なイメージが強いと思いますが、このユニットのコンセプトは「癒し」です。私たちは「ヒーリングブラス」と呼んでいます。
金管楽器のあたたかく伸びやかな音色によって、美しいメロディを歌うことで、皆さんに心からの「安心」や「癒し」を届けたいという思いで活動してきました。トロンペットの山田孝夫さん、キーボードの山田直子さん・・・お二人はご夫婦ですが・・・そこに私がトロンボーンで加わった3重奏です。

鷹松:なるほど、それで「ウィスパー」なんですね。ところで、活動のステージはどういったところでやって来られたのですか?

大内:主にイベントのゲストだったり、結婚式だったり。仙台ではプラネタリウムでコンサートをしてきた経験もあります。

鷹松:今回の空飛ぶワルツもそうですが、以前に出版されている「再見〜あおい月しろい波〜でも山田直子さんが作曲を担当されていたようですが。

山田直子:私はこのユニットの中でピアノとシンセサイザーを担当していますが、同時にほとんどすべてのレパートリーの作・編曲も担当しているんですよ。この編成のための出版譜はほとんどありませんから、結成当初はすべて私が編曲した作品を演奏していました。

トロンボーン楽譜KOOWS Editionインタビュー

2003年にメンバーの二人が病気で療養中だったことから、その回復を祈って作曲したのが前作「再見」です。2人は困難を乗り越えてすっかり元気になりましたが、この事が「ヒーリングブラス」という方向性のきっかけになっているんじゃないかな?今回発表した「空飛ぶワルツ」は、自分自身のヒーリング体験から紡ぎだされた心象を音にしています。

鷹松:そうなのですね。ではせっかくですから作曲者にこの作品の成り立ちとでもいいましょうか、そういったことを少し聞かせて頂けますか。

山田直子:今回の作品は実は私達夫婦が南の国へ旅行に出かけたときの様々な体験から生まれたものなんですね。(左下へ)

インドネシアに「ワレア島」という人知れずひっそりとたたずむ島があるんです。この島はほんの一部の本格的なダイバー達のメッカのようなポイントで、いわゆる観光客が来るような場所ではないんですね。ですから自然が手付かずのままなので、ダイバー達にとってもあこがれのポイントらしいです。なにせ日本からこのポイントに到着するまで、なんと3日間かかりましたから。私達夫婦はまず日本人が訪れる事もないそんなへんぴな土地にたどり着きました。というかそういったとこをを選んで向かったんですけどね。(笑)
ちょうど雨期と乾期の境目あたりでした。残念ながら少し雨期を引きずっていた頃だったので、どことなくどんよりと重い空気を感じていました。そんな日が続いていたのですが、ある時フッと晴れ間が広がり海の向こうの水平線に何と言葉では言い尽くせないほど美しい夕焼けを目の中に焼き付ける事が出来たのです。あれはいったい・・・何だったのかなって今でも思い出されます。
海風が私の身体をやさしく吹き抜けるとき、まぶたの奥でイメージが湧いてきました。それは私の心を洗い流してくれているかのような、そんなイメージを音楽で表現出来たなら・・・って。それが今回ご紹介しました「空飛ぶワルツ」なんです。
鷹松:なるほどそれは深いですね。でもそんなお話を聞いてみてから改めて今回の「空飛ぶワルツ」を聴いて見ると、またその情景が浮かんでくるかもしれませんね。

山田直子:ありがとうございます。是非多くの方に聴いて頂きたいし、この曲難しくないからチャレンジして欲しいなって思います。

鷹松:この曲はシリーズになっているとか?

山田直子:本来は「アイランズインプレッション」という4部作の中の一曲ですが、まずこの曲から皆さんにご紹介しました。残りの3曲も随時ご紹介して行くつもりでいますので、是非楽しみにしていて下さい。

鷹松:それでは次にトランペットの山田孝夫さんに伺います。トランペットと録音エンジニアを担当されているそうですが、何か録音にまつわるようなお話がありますか?

山田孝夫:そうですね、正直この録音エンジニアを始めた当初は大変でした。様々技術を学ぶところから手探りで始めてきましたので。(左下へ)

自分自身がラッパ吹きですから、基本的にはライブでの演奏がメインです。でも録音の音楽って少しニュアンスが違ってきますよね。というか、かなり違うかな。ライブは時間的、空間的なものだけど、録音は繰り返し聴かれるものです。だから吹き手としては視点が違ってきちゃう。でも随分色々なことが見えてきました。
今では演奏家であり、エンジニアであり、という点が両方が解る強みを活かしているつもりです。

鷹松:なるほど、確かに演奏家の思いとエンジニアの立場は違いますから大変なんですね。
では最後に、今回の「空飛ぶワルツ」のお勧めどころをお話し頂けますか?

大内:そうですね。先程も作曲者が言っていたように、演奏は比較的簡単です。どなたにでもトライしていただけるような作品になっています。マイナスワンのCDも付属していますので、パートナーがいないときでも練習が可能です。
聴いて癒されるだけなく、自ら演奏することで、さらにディープな「癒し」の世界に入っていくことが出来ると思います。

トロンボーン楽譜KOOWS Editionインタビュー3

山田直子:この4部作の残りの三曲も近いうちにご紹介して行きたいと思っています。

鷹松:楽しみにしていますね。今後のウィスパートリオの活躍を期待しています。